トップページ ≫ 未分類 ≫ 議員の出席回数かそれとも削減か
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三重県の県議会が、全国に先駆けて年間240回近くの会期に改めた。通常であればせいぜい60日から80日のところだ。
会期が長ければ、それだけ議員は拘束され、勉強もしなければならない。勉強をして、市長はじめ執行部にナメられない議会にすることがその目的のようだ。当然執行部の方は緊張して、議会の目が怖くなる。いい加減な答弁ではとても済まされなくなるから、当初はかなりの反対論が多かったようだ。議員は市民の代弁者なのだから、執行部に足元を見られているようでは話にならない。だから、この試みは決して悪いとはいえない。
しかし、会期を延ばそうか延ばすまいか、各議員の責任感や、モチベーションはそんなに変わるものだろうか。また、能力は会期を延ばしたからと言って変わるものでもあるまい。皮肉な言い方をすれば、わずかな出席日数で高額な報酬をもらっていることへのある種の悪知恵と見えてしまうのは何故だろう。
昔から地方議員でも執行部が真に恐れ、尊敬されている人達はいるにはいたのだ。その数はわずかにだが。要は質の問題なのだ。量より質だ。上質にして良質な方々が少なすぎるから、北海道議会のように田舎芝囲と笑われてしまうのだ。質とは、生物学的にいって少数だ。だから帰結として、議員の思い切った削減こそ急務だ。
ちなみに、埼玉県議会議員にも、さいたま市議会議員にも、その言たるや不可思議に満ち溢れている人達が、かなりいることは事実だけに残念だ。
もっとも漢字が苦手で空気が読めない首相や、26回も原稿を読み違える財務大臣がいるこの国のことなのだから、仕方ないといってしまえば仕方ないことなのかもしれない。
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