トップページ ≫ 未分類 ≫ 酔って候二世議員たちの酔態と衰退
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中川財務大臣が遂に辞職した。風邪薬なのか酒なのかわからない。風邪薬であんな姿になるとは誰も信じていない。普段の酒暦と酒癖から、人は「ああ、酔って候だな」と思った。酔って答弁も26回ぐらいその文字を読み違えた。醜態を世界に見せた。こうなったら当然の辞職だ。
100歩譲って、酔ってなお矍鑠(かくしゃく)なら格好はとれたろうに。というのは、江戸の幕末、土佐藩の藩主山内豊信(とよしげ)、号は容堂は、昼間から大酒をくらって、なお矍鑠として、政論をぶった。公武合体の論だ。朝廷に雄藩が入り込んで合体しながら国を治めていくという容堂候の論理はそれなりに説得力を持って人々の心を打った。容堂候、称して鯨海酔候といった。土佐は鯨がとれたからだ。司馬遼太郎は”酔って候”の中で、そんな殿様のおかしみと才能を書いた。
しかし、中川氏は醜い醜態を露呈した。タカ派と評される人達は意外と心がもろいのかもしれない。酔わずにいられないのだ。かつてタカ派の論客で評論家の江藤淳氏も、その評論とは程遠い突然の自殺をとげて、人々を驚かせた。
さて、一方で中川氏は二世議員だ。安部(元)首相も二世議員で、「おなかが痛い」といって突如辞めた。福田(前)首相も二世議員で「私は皆さんと違うんです」といってもろくも辞めた。とても、”違いの分かる男”とは思われない辞め方だった。麻生首相も二世議員。世の嵐なぞどこ吹く風。もし植木等が生きていたら、”日本一の無責任男”を麻生さんに返上しただろう。
二世議員は間違いなく苦労を知らないから勝手でもろい。若くして衰退をしてしまうのが常だ。老朽ではなく若朽というのだそうだ。
衰退と酔態。そして醜態。それでも二世議員は自民党の52%を占めている。ちなみに民主党の小沢党首も堂々たる二世議員だ。
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