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私なりの食の原則を以下書き出してみた(順不同)。これは私なりの原則であって他人に勧めるわけではないが参考までに。
1、 ブランド信仰はもたない(高くて手が出せないせいもあるが)。
そうすれば本当に松阪牛だろうか、本当に魚沼産コシヒカリだろうかという思い悩むこともないし産地偽装の被害に遇うこともない。最近はプライベートブランドを買うことが多い。これだとメーカー品より2割以上安い。しかもメーカー品と同じ生産ラインで作られている。
2、 食品添加物は気にする。ワインの酸化防止剤等。
3、 「何とかは身体にいい」式の宣伝(特にテレビ番組)は信じない。昔から食されてきた食品はたとえ科学的に証明されていなくても、なにがしか身体にいいに決まっている(例えばタケノコ、ワラビ等)。
時々、「創作日本料理」の看板を見るが、それを見るたびに「創作なんてしなくていいから伝統的な日本料理を食わせてくれ。あなたのオリジナリティより先人の知恵を信じる」と言いたくなる。
4、 塩分控えめ、カロリー控えめ、何とか控えめ式の食品は買わない。塩分を取りたく人は味噌や醤油を使わなければいい。塩分を控えた味噌や醤油だとどうしても多く使用することになるので高くつく。塩分控えめのタクアンを買ったら10日くらいでダメになった。日持ちしない漬物など果たして漬物と言えるだろうか疑問に思った。
5、 ミネラルウォーターは加熱殺菌していないものを買う。加熱殺菌したものが果たしてミネラルウォーターの名に値するだろうか。しかも余分なコストをかけて。
6、 自分の味覚を信じる。
中国にいた時、牛乳がまずいので飲まなかった。昨年中国で、ほとんどの牛乳にタンパク質を偽装するためメラミンが混入されていたことが発覚した。もちろん当時はそんなことは知らなかった。まずいと感じるのは「食べてはいけない」というシグナルだと思っている。牛乳は成分未調整のものを買う。成分を調整すれば味が落ちると思うから。カルシウム添加品も買わない。養分は自然に取るだけで十分だと思うから。
7、 肉より魚。魚も養殖物(はまち等)ではなく天然もの(イワシ、サンマ、アジ等)。養殖物には抗生物質が含まれていて、体内の有益な細菌まで殺してしまう。
8、 発酵食品(漬物、納豆、塩辛、梅干し等)、各種酢の物を多めに。
9、賞味期限はあまり気にしない。しょっちゅう賞味期限切れの食品を食べるが一度も食当りの経験はない。但し肉、魚、ハム、ベーコン等動物性タンパク質食品は入念に火を通す。
11、インスタント食品はできるだけ食べない。栄養補助食品やビタミン剤は摂らない。食生活が豊かであればそんなものは要らないと考えるから。
12、清酒は純米酒。醸造用アルコールや糖分の入った清酒は悪酔いする(経験的に)。
こうしてまとめてみるとつくづく自分は日本人だと思う。中国でもっとも懐かしかった日本の食材は梅干しと佃煮であった。
(ジャーナリスト 青木 亮)
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