トップページ ≫ 未分類 ≫ 埼玉とエジプトの友好を深める ~ヒシャム・バドル前駐日エジプト大使の来日歓迎会~
未分類
(↓7月24日、京王プラザホテルで開催されたバドル前大使の来日歓迎会)
埼玉エジプト友好協会と土屋義彦前埼玉県知事が会長を務める日本エジプト友好協会は、ヒシャム・バドル前駐日エジプト大使を囲んで来日歓迎会を開催した。都心は亜熱帯と化した感のある7月24日夕刻。新宿・京王プラザホテルに50数人が集結した。
バドル前大使は、外交官として1985(昭和60)から1990(平成2)年までの5年、さらに駐日全権大使として2003年から2007年夏まで日本に滞在していた。親日家としても知られる。今回は、7月25日に発刊される著書『スフィンクスと日本刀~エジプト大使から見た日本人の美徳~』のPRを兼ねての来日となった。9月には国連担当大使としてジュネーブに赴任することが決まっている。
会の冒頭、埼玉エジプト友好協会の古川俊隆会長は、昨年実施した総勢80人に及ぶ「埼玉・エジプト友好親善訪問団」へのもてなしに対して、バドル前大使へ返礼。「これほどまでに親しくさせていただけるのは、バドル前大使の日本語力が素晴らしいおかげ。わび・さびといった日本文化への理解はもちろん、現代風の若者言葉も喋る。日本人より日本語が上手」と述べた。
一方、「エジプトには3つのピラミッドがあるが、日本にもピラミッドが1つあります。それが土屋先生」と、確かになんとも流ちょうな日本語を操るバドル氏。「全権大使の仕事は終わっても日本との友好を深める仕事には終りがありません。昨夏、日本を離れる時に誓ったことがあります。それは、本を書くことと日本文化をエジプトに紹介することです。すべて伝えていきたい。もちろん、埼玉とエジプトをつなぐ友好の架け橋にもなりたい」と語る。早速、バドル氏は日本芸術文化協会をエジプトに設立したという。
積極的に国際交流活動を続ける土屋氏は、約2年前に日本エジプト友好協会会長に就任。バドル氏とも親しく交流した。そんな中、埼玉でもエジプトと友好関係を築きたいという気運が高まり、埼玉エジプト友好協会が誕生。古川会長は「草の根外交を深める土屋さんの姿を見て、触発された」という。来日歓迎会への参加者には、昨年の「埼玉・エジプト友好親善訪問団」に加わった人も多く、バドル氏との再会を楽しんだ。
著書の中で、バドル氏は日本の文化・宗教の優れた点、成功した要因やエジプとの共通性を分析するとともに、「西洋メガネのメディアではなく自分のメガネで」イスラム世界を考えて欲しい、と呼びかけている。また、他国に比べてエジプトへのビジネス進出が遅れている日本への期待も述べている。一方、中東問題についても誌面が費やされ、納得させられる言葉が並ぶ。イラクへの自衛隊派遣などアメリカの横暴へ同調する政府首脳に異議を持つ日本人も多い。世界平和の理想を胸に抱き国連大使となるバドル氏の活躍に大いに期待したい。
バックナンバー
新着ニュース
- エルメスの跡地はグッチ(2024年11月20日)
- 第31回さいたま太鼓エキスパート2024(2024年11月03日)
- 秋刀魚苦いかしょっぱいか(2024年11月08日)
- 突然の閉店に驚きの声 スイートバジル(2024年11月19日)
- すぐに遂落した玉木さんの質(2024年11月14日)
特別企画PR