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未婚率が増加している。これは周知の事実だろう。最新のデータは2005年に実施した国政調査になるが、25歳から29歳では、男性72.6%、女性59.9%。30歳から34歳までは、男性47.7%、女性32.6%。来年2010年に国勢調査が実施されるが、過去に年々増加していたことを考えると、さらに未婚率は増えることが予測される。
未婚率が増加しているのには、一般的に3つの理由があると考えられている。
フリーターなどの非正規雇用者の増加。女性の社会進出。自由恋愛の浸透。
収入が安定しなければ、なかなか結婚に踏み切れない。男性と同等の仕事や年収をもち、結婚や出産によってキャリアが中断されるのを躊躇する女性。様々な出会いと選択肢が広がったことによって、かえってチャンスを逃してしまう、もしくは見送ってしまう人たち。ひと昔前のように、30歳すぎの独身者が奇異の目でみられることはなく、“結婚してこそ男は一人前”“いかず後家”など軽蔑するようなことは、皆無となった。
しかし、若者達は決して結婚したくないわけではない。生涯独身希望は男女とも1割にも満たないというデータからわかるように、「いずれは家庭を持ちたい」という結婚願望はあるようだ。
だったら、 ぜひ“お見合い”をしよう。結婚の意志がある男女が1対1で会うのだから、話が早い。すでにお付き合いしている方がいるのか、まだ結婚する気はないのではないかとか、そういうことを考える必要もない。ある程度自分の希望にあった条件の人と会える。
あまり異性と話せない人や、積極的に自分の気持ちを表せない人は、昔も今も変わらずいた。しかし、昔は結婚の世話をする人が身近にいた。近所や親戚におっ節介な世話好きの年配者がいて、縁談をもってきた。
今はそういう人がいないことが多い。これに代わる結婚相談所を利用すると多額のお金が必要となる。ある大手結婚相談所の利用料金を調べてみると、入会時に30万(1年間有効、システム利用・紹介など含む)。お互い気に入った相手が見つかると、初めての顔合わせ食事代1万5千円。これでは経済的に余裕がある人にしか利用できない。そうではなく、もっと低料金で気軽に利用できるサービスがあってもよい。様々な分野で価格破壊がおきているのだから、お見合い事業も信用でき、かつ、紹介料が安く設定されるシステムができてもよい。インターネットが普及しているのだから、出会い系のように信頼できないものではなく、しっかりとしたシステムで安価なお見合いネット媒体があってもいいのではないか。
ある地方の話。60歳定年後の仕事としてテレビで放映されていたのだが、縁談をまとめるグループがあるという。おじいさん、おばあさんが知り合いの未婚の男女の情報を持ち寄り、お見合いさせる。初顔合わせの時は、同席し初対面で上手に話せない場合はフォローする。もちろん、企業ではないから、紹介料はすごく安い。定年を迎えても働きたい人、結婚したい若者、両方にとってメリットがあるのだ。
未婚率がここまで進んでいる現代、お見合いはもっと注目されるべきである。気軽に利用できるお見合いがあれば、結婚へのチャンスが増える。そして、お見合い結婚率が上がればいい。
婚活中のみなさん、ぜひお見合いをしよう!
(楠本 あおい)
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