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ある禅寺本堂において、四人の修行僧が「無言の行」に静かに入った。
暫くして夕暮れとなり、辺りが暗くなると一人の僧が「誰か明かりを持て」と告げた。
そこで次の僧が「ものを言っては如何ではないか」と叱責した、すると、すかさず次の僧
が「それ、お主もものを言ったぞ」、そこで最後の僧が勝ち誇ったように「ものを言わぬは、わしだけだ」となった。いやはや、「無言の行」その真義は?
知らず知らずに、目的を忘れてしまう、手段は幾とおりもありましょうが、目的と手段を誤らないことだ。
この夏、スポーツの祭典が最高潮になっている、先の埼玉開催、彩夏全国高校総体・更に全国高校球児の甲子園・五大陸最大の競技、北京開催の「オリンピック」と感動の祭典とも言える舞台が繰り広げられている。
その一瞬の間に北朝鮮との拉致協議に関し、進展ありかのような報道を知った。
政府担当者のコメントは、「今秋までに拉致再調査を終えるため、それに至る調査団の立ち上げと調査に関し日本政府の調査査察を可能にし、被害者の早期帰国に結びたい。」
北朝鮮側コメントは、「日本政府が制裁としている規制の一部解除を実行しなければ、北朝鮮側は、そのことに対する対抗措置をとる。」としている。おいおい!
互いの国が互いに「目的」としている視点や観点が完全にずれている。
北朝鮮の姿勢は、拉致行為の反省と国際社会の一員となるための姿勢から完全に乖離している。我国ありきがすべてのようだ。
日本は、拉致被害者の全員帰国が目的であり、それに向けた徹底なる調査が手段である。
北朝鮮は、日本一国に対しては、拉致解決の素振りを引き換えにして、日本が制裁としている規制の解除をもくろみ、そして、その本旨は、国連からのテロ国家指定解除であるがため、その一手段の日本人拉致に対する柔軟な、かつ真摯な国際対応を示している虚を実の如く巧みな手段で目的を遂げようとしている。「喝」だ!
これらを日本政府は、やおら見抜けないではいまいな。こちらも等意と強かな戦略を強力に成して全国民が切望する目的を遂げたい。
仁儀礼智信
(井上 栄太郎)
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