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合成洗剤を使わないナチュラル・クリーニングがはやっている。PRTR法で指定された成分が合成洗剤には使われているため、それに代わる自然に分解されやすいもので掃除をしたいというナチュラル志向がうかがえる。健康にも環境にもやさしい。また、台所用、お風呂場用、掃除用、洗車用など様々な種類の洗剤を用意する必要がないので、あふれがちな生活グッズから解放されてスマートな生活が送れる。
その掃除法はいたって簡単。固形石けん・粉石けん・重層・クエン酸が基本の材料だ。汚れの性質によって使うものを決める。通常の汚れには石けんが1番。洗濯機での使い方が難しいという方もいるが、ポイントは泡立ち。泡が立っていないと汚れは落ちない。むしろ汚れが再付着してしまうから、洗いが終わるまでアジサイくらいの泡が立つようにする。食器も無添加の固形石けんでいい。洗濯と同様、スポンジでしっかり泡をたてて。
油汚れ・汗など酸性の汚れには、アルカリ性の重層で。水垢や尿などアルカリ性の汚れには酸性のクエン酸(お酢で代用可)が最適。重層は消臭もできるし、磨き粉代わりにもなるから欠かせない。
洗濯機が普及し、大量に手に入る石油を利用した合成洗剤が登場してから若干50年ほど。一方、石けんの歴史は5000年。羊の肉を焼いた後に灰と脂が結合して偶然に出来上がったのが石けんだとか。この長い間使われ続けたことからみても安全は証明できるのではないか。実際、石けんを溶かした水の中で、石けんカスを食べながら魚は生きていくことができる。合成洗剤ではそうはいかない。
合成洗剤に使われる有害な指定化学物質にはメーカーに届くまでは魚が死ぬマーク(GHS)がついている。しかし、メーカーでいったん製品になってしまうと、その時点でマークの表示義務がなくなってしまう。私たちは有害な化学物質が使われていることを知ることなしに購入し、我が家から知らず知らずに有害物質を垂れ流すことになってしまうのだ。
医学博士の竹内先生はおっしゃる。口から入った毒は出口があるからいいが(食事中の方、失礼!)、皮膚から吸収した毒は(経皮毒)出口がないので体に蓄積されてしまう。そして最終的には脳にたどり着くと。
環境のため、そして、自分自身の健康のために石けんを選ぼう。また、掃除だけでなく、シャンプーや歯磨きも石けんでいこう!
※PRTR法 有害性のある様々な化学物質がどこからどこへ、どのくらい移動しているか、また、環境中へ排出しているかを把握し、集計・公表する制度です。
(岩田 京子)
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