未分類
華々しく自民党の総裁選が演じられている。総選挙が始まったような様相すら感じられる。7人のうち2人が脱落。5人になった。20人の同士も集まらないでよくも立候補したもんだとあきれもしたが、自民党の若手もこの程度かと2度呆れ。人騒がせもいいものだ。若手が舐められる社会は決して良いことではない。山本氏も棚橋氏もことの重大さを重たく受け止めて欲しい。彼らとてチルドレンよりは少しは兄貴のはずだ。兄貴にしてこの醜態では恥ずかしい話だ。この幼い人たちの学園が自民党という政党とまでも言いたくないが、
この学園の上級生、2人が2人ともそれぞれ示し合わせたように任期を全うできずその職を放り投げた。まるで幼子が「お母さん、僕、もうやってられないよ」という感じだった。
そんな醜態をすっかり忘れたかのように次のリーダー選。せめて国民の前にこの醜態を深く詫びてから始めてもよかったのではないだろうか。否、本来ならば下野してこそ権のありかたであり、誇りでなければならない筈だ。
人の上に立つ者は何よりもその責任の自覚において誰よりも強者でなければならない筈だ。まして近代国家における政党の役割はきわめて重いものだ。高度情報化社会のなかでの人々の多様な要望にきちっとこたえていかなければならないのだから、並大抵のことではないのだ。政党はまず国民の信頼と尊敬の対象でなければならない筈だが、どれだけの人がこの自覚に立っているのだろうか。その自覚に立ったら政党の党首なぞに立候補することはそのこと自体険しく、厳しいはずだ。また、一つの政党の政策論争は本来的には内部でみっちりやるべきで、外に向かってお祭り騒ぎをするべきしろものではないはずだ。政治家の言も軽すぎて恥ずかしい。5人の候補者が揃って、小選挙区より中選挙区が好ましいと言を揃えた。確かに中選挙区は個性的でそれなりの人物が出た。
今の制度はどんどんチルドレンがやってくる。それこそお手手つないでやってきて、後期高齢者医療制度のわけもしらずに「はい!」と答えて後でうつむいてしまうのだ。小選挙区は小物選挙区の略ではない。政界再編は必ず成されるだろう。そんな時、小物が出られない制度を考え直すことも重要な課題であることは事実だろう。
バックナンバー
新着ニュース
特別企画PR