トップページ ≫ 未分類 ≫ 埼玉県人は長生きできないの? 100歳以上の人数が全国最下位
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厚生労働省の発表によると、全国の100歳以上の高齢者数が9月末時点で3万6,276人になるとか。38年連続の過去最多を更新した。集計を始めた63年に153人だった100歳以上の人の数が急速に増え、今回のデータによると、全体の86%を女性が占めている。
都道府県別だと、人口10万人当たりの100歳以上が最も多いのは沖縄の61.03人で、逆に最も少ないのは埼玉の14.22人。残念ながら、埼玉は90年から同順位を維持しているとか。
埼玉が最も少ないとは、残念。気になったので、県の高齢者健康対策やいかに?
県では、平成18年度から20年度までの3カ年について「高齢者支援計画」を策定している。平成17年に介護保険制度全般の見直しに伴い、既にあった「埼玉県高齢者保健福祉計画」の内容が見直された。新たな計画の内容は、介護保険など高齢者の保健・福祉・介護に関する総合計画とされ、老人保健福祉圏域(10圏域)を設定し、地域におけるサービス供給の目標量や施設整備目標数等を定め、その推進を図るとともに、市町村が実施する高齢者の保健・福祉・介護サービスを広域的に支援するとしている。そして、高齢者の誰もが、住み慣れた家庭や地域において、健康で元気にいきいきと安心して生涯を送ることができる豊かな長寿社会埼玉をめざしている。
長寿といっても、健康でなければ、本人も支える家族も大変だ。計画の具体的な施策目標がいくつか設定されているが、そのなかでも、「高齢者の健康づくりと自ら創る新たな埼玉づくり」に注目してみると、この目標に向けての施策としては、「高齢者の活動支援」「中高年齢者の就業支援」「安心して暮らせるまちづくり」「生活習慣病予防対策介護予防と一体となった健康づくり」「リバース・モゲージの活用促進」がある。「生活習慣病予防対策 介護予防と一体となった健康づくり」としての指標は、健康診査受診率を15年度53%だったのを20年度には60%に引き上げようとしている。また、施策のひとつ「リバース・モゲージ」とは、耳慣れないことばだが、高齢者が持ち家などの資産を担保に生活資金を借り、死亡した場合等に、その資産を売却して返済する制度のこと。その具体的な指標としては、長期生活支援資金貸付制度の利用件数を16年度に7件だったものを55件にまで増やしたいとしている。
長寿は、ただ寿命を延ばすだけの政策であってはならない。とにかく健康でなければ。県もその点は、計画に考慮しているようだが、ひとりひとりが自ら努力しなければならないことは、言うまでもない。筆者も、5年前と比較すると確実に体力が衰えているのを実感している。健康は、自ら努力して手に入れなければ。
(檀 玲)
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