トップページ ≫ 未分類 ≫ エッセイ「飯能散歩~つれづれなるままに?」
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行政は住民の気持ちに寄り添うべき
合併特例債はどこへ使われたの?
今年の桜祭りも終了し、いよいよ飯能の輝く季節がやってきた。「山笑う」季節の到来である。飯能は平成17年「平成の大合併」で観光地として知られる名栗村(当時)を加えて、全体の7割強が山間地という自然の豊富な「まち」となった。今回の飯能散歩はその名栗地区からである。
名栗地区は飯能駅からバスで40分ほど、「鳥居観音」「有馬ダム」といった名所をはじめとして、キャンプ場や川遊び・渓流釣りなどで四季を通じて自然を楽しむことができる地域である。中でも、「さわらびの湯」をご存知の方は多いのではないだろうか。旧名栗村民が丁寧に営んできた「癒しと憩いの場」である。実はこの名栗地区の宝とも言うべき施設の指定管理が、多くの地域住民の意に反して他市の業者に任されるところとなったのは昨年のこと。議会でそれを決定する経緯については、地域住民の意向を考慮したとは考えにくい一面も伝わっている。ここで、いずれが指定管理者として適切かということを論じるつもりはない。ただ、どのようなことにも地域に住む者の思いを大切に受け止めた施策を望みたい。行政には、住民の気持ちに寄り添って共に考えてみるような姿勢が欲しいと思うのである。
話を戻して、名栗は清らかな水資源の地域でもある。「庚申地下水」の手書きののぼり旗が目を引くのは、知る人ぞ知る名水だ。休日ともなると近在から汲みに来る人で賑わっている。もうひとつ、是非訪れたい場所に正丸峠近くの「名栗げんきプラザ」がある。ここはかつて「名栗青少年自然の家」の名称で親しまれた施設で、飯能市内の小学校に通う子ども達は、親元を離れての宿泊学習の第一歩をここで体験する。現在は第3セクター方式を取り入れ、プログラムの企画・実施には「国際自然大学校」の経験豊かなスタッフ達が当たっている。海外でのアウトドア経験を元に、本当の自然の楽しみ方、自然との関わり方を教えてくれている。週末ごとのプラネタリウムもお勧めである。是非、「山笑う」季節の飯能を満喫して頂きたい。
山ばかりでなく、人々が心から笑う飯能でありたいと思う今回の飯能散歩である。(そういえば、合併特例債とやらはどこへ使われたのだろう‥‥)
(田中ハルカ)
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