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市議会議員や県議会議員を7期も8期もやっている人たちは何を考えているのだろうか。以前9期目の市議会議員にそのことを聞いてみたことがある。答えはいとも簡単だった。「だってやることがないんだよ。役人は頭を下げてくるし市民は先生・・先生・・と言ってくるし金は入ってくるし、天国そのものだよ」どうやらこの人の言ったことが本音と思って間違いないのかもしれない。
例えば間違って議会人として高い理想と大きな夢を持ち、他の議員もその人を敬い政治の師として仰がれる存在の人がいたとしたら、それはそれで意味があると思うし存在の理由も分かるだろう。そしてまた、市民の税金の無駄遣いにはならないかもしれない。でも、こういう人は天才と同じで稀有の人であり、存在するとは信じがたい。埼玉県議会の自民党県議団にも数人の多選の人がいるが、この人達はいまだに権力の頂点にあり若手や他党の人達も殆ど歯が立たないと言っても言い過ぎでないほどの実力者だ。
先日30代の県議会議員の一人が「すごい人達ですよ。学ぶことがたくさんあります。」と心から尊敬の念を示していた。だとすると、埼玉県議会では長老支配の最たるものであり若手が情けないというより実力者が厳然として存在している稀有の県と言っても過言ではないのかもしれない。
政治というものが高度な技術を必要とすることが自明の理であるが、それにしても清新さや若いパワーも大切な要素であることは、これまた一方の自明の理であることは間違いないことだ。政治の闘争は高い技術と格闘していくパワーなのだから、若手には培われた見識と胆力と気力が絶対条件の筈だ。多選のベテラン達にすっかり支配されてしまうチルドレン的な政治家集団であっては絶対ならないし、有権者の期待に応えるべく、ありとあらゆるところで政治家としての修練を積むことが大切な使命であることを忘れてはならない。政治家たちの勉強会は高邁な政策を学ぶことだけがその本位ではない筈だ。自分たちの理想に到達すべく権力の獲得を学ぶことも大事な勉強の筈である。そうして初めて多選の弊害を説く資格が初めて彼等に与えられる筈だ。老練な多選者たちに青い山脈を大らかに歌われているようでは政治のせの字にもならない。
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