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驕れるもの久しからず
~埼玉自民党崩壊の序曲~
埼玉県の自民党が全敗の憂き目をみた。15区全ての小選挙区で自民党が全敗。というより崩壊と言った方が適切だ。敗れた諸氏の発言が一つといって的を射ていないから深刻だ。
自民党が政策で誤ったのでは断じてない。その証拠に民主党のマニフェストだってそんな感心するようなものはなかった。国家観も無く、ナメてもいいかな程度のアメ玉マニフェストみたいなものと言ったら言い過ぎだろうか。
いずれにしても、出来の良い者同士のレースではなく、そんなにたいしたことのない者と、もう、人々からあきられて、見るのも嫌だと言われた者との戦いだったのだ。
今回の選挙ほどエモーショナルな側面で争われた選挙はあるまい。選ぶ側が、極めて感情的だった選挙はかつてなかったのではないか。えらそうに。ふんぞりかえって。あぐらをかいて。もう終わったよ。等々。そんな怒りが票に表れた。だから従来の自民党は嫌われ、あげくの果て崩壊したのではないだろうか。今度こそ勝ってみせるなどという言は本質をすっかり忘れている。もう去った党なのだ。
驕れるもの久しからずで、平家に変わって源氏が台頭し、平家は二度とこの世に舞い戻って来なかったではないか。“そのうち、民主党もボロをだしてくるから”などという期待はしない方がよい。ボロをだすに決まっているが、再びの自民党は無いと腹をくくることだ。
そもそも、今日までの二大政党はあってなきが如きで、国家観も基本的政策もそんなに明確な違いはなかった。無理な二大政党と言ってもよい。今度は民主社会主義的な政党と、保守主義をしっかりと標榜した政党が競い合う形が望ましいのではないか。自民党が、解党して根底から出直した時、本物の民主国家ができると思うが、どうか。
いずれにしても驕れる者久しからず、ただ、夏の夜の夢の如しの選挙は終わってしまった。
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