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De São Paulo para Japão-Saitama- Report
サンパウロからさいたまへ 第10回
謹賀新年
下村政裕
初春のお慶びを申し上げます。
本年もどうか宜しくお願いいたします。
昨年は、6月以降、全く更新をせずにサボってしまい、大変に申し訳ありませんでした。
その間に、さいたまも日本も、大きく変わったようで、浦島太郎の玉手箱を開けた後の気持ちが分かるような気がしてきました。
今年は、7月で、こちらでの仕事での契約期間が満了し、本帰国をする年ですので、ちょっと空恐ろしさえ感じるような年明けとなりました。
それでも、とにかく、こちらでの仕事に悔いが残らないよう頑張って走り抜け、充実感そして達成感を持って日本に帰りたいと、自分を叱咤激励しています。
クオリティ埼玉への投稿も、昨年の体たらくを反省し、あと6ヶ月、できる限り、情報発信を行い、皆様に世界最大の150万人という日系社会のあるブラジルのことを今までより少しでも多く理解をいただいて、日本へ帰りたいと思いますので、どうか引続き、ご支援・ご声援を宜しくお願いいたします。
さて、日本でもだいぶニュースになっているようですが、今夏のブラジルは、12月からよく雨が降っており、大なり小なりの被害が毎日のように出ています。
正月早々、リオデジャネイロ州でも大きな土砂崩れで30人を越える方が犠牲になりましたが、ブラジルの南東部の州の各地で集中豪雨が発生しており、昨年末からの犠牲者も75名を越えたといったニュースが日本でも流れたと思います。
私達家族が暮らしているサンパウロでも、この2年半あまりの生活の中で、経験したことがないと実感として感じるほどの短時間の集中豪雨が何回か降っており、実被害は今のところ受けて無いものの、道路冠水等による公共交通機関の麻痺により、移動時間が通常の何倍もかかったり、会議を延期せざるを得なかったりと間接的な被害を多く受けているところです。
新聞の記事の中では、特定地区について、たった1日で1ヶ月の平均降雨量の雨が降ったというような表現も良く出てきますが、1月13日付のサンパウロの新聞では、Chuva mata um por dia!(雨が1日あたり1人の命を奪っている)との標題が目に付きました。
サンパウロ州で、1月12日までに1月平均降雨量の70%の雨が降り、昨年の12月1日から1月12日までの43日間に、雨が原因で43人の尊い命が奪われたとのことです。
亡くなった方のご冥福をお祈りし、被害に合われた方々に心よりお見舞いを申し上げますが、思いは、やはり、ブラジルで、多くのこうした被害を受ける人々は、被害が起きて当たり前のようなところにしか住めない、超貧困層の人達だということです。
昨年、12月8日、未だ暗い早朝からの集中豪雨により、市内を囲むように流れるチエテ川とピニェイロス川が氾濫。それこそ、サンパウロ中が水に浸かり、朝から公共交通機関が麻痺。
川を渡って市内に入ることが出来ず、多くの人・車は、市内に入ることをあきらめたようだ。
それが証拠に、この日の夕方、勤め先からの帰りの市内は、信じられないくらい道路に車が無かった。
写真は、2枚ともFOLHA online(09/12/2009 – 13h07) より
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