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麻生総理大臣が失言や放言の上に漢字のはなはだしい読み違いをして、世論をわかせている。小紙もそれをとりあげたが、同じことは言いたくない。しかし、失礼ながら、麻生さんは学習院でもあまり勉強には熱心ではなかったと同窓の人が言っていた。さもありなん。勉強とは何のためにするのかといえば、そのひとつに教養を身につけるためだ。
だからこそ教養というものは学歴や学校と無関係ではないが、あくまで本人の姿勢にある。かつてある高校の教頭先生が、小学卒の学歴だけで、漢文、古文、現代史と、その博識ぶりは生徒達の間で評判だった。だから、生徒達からは深く尊敬されていた。
かの有名な吉川英治も小学卒で、あれだけの文豪となった。天皇陛下のまえで、なみいる東大教授等が知らない知識を堂々とお披露目して、昭和天皇をうならせた。松本清張も独学で文学界の巨人となった。吉川英治なぞは百科事典を覚えては食べ、覚えては食べていたという。 ここまで要求することは全くないが、小学校や中学校にでてくる漢字ぐらいは時の首相に間違ってもらっては日本の恥だ。麻生さんの祖父の吉田茂首相は相当の漢文の教養もあって政敵に、“曲学阿世の徒”にはこういうことはわかるはずがないといって物議をかもし出した。そういえば、早大卒の海部元首相も所信表明で40~50回ぐらい漢字を読み違えた。また、その手のはなしでは有名人、早大卒の森喜郎元首相もひどかった。ITをイットといった、アメリカのクリントンにあって、“How are you?”というところを “Who are you?”といって、クリントンをまどわせた。かつてボクシングの世界チャンピオン具志堅が、「あなたの学校の伝統は?」ときかれて、「デントーはナショナルの蛍光灯です」といったそうだが、これはユーモアか?いずれにしても麻生という難しい読み方は、ちゃんと“ましょう”などといわない太郎さんに教養を強要してはかわいそうだ。
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