トップページ ≫ 未分類 ≫ 低炭素社会の仕組みづくりを目指して起業(株)緑化計画・諸井宏益代表取締役
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約30年間にわたって藤田観光の造園事業部門で培った造園、緑化、環境などに関するノウハウを武器に2010年、総合環境コンサルタント株式会社緑化計画をスタートさせたのが諸井宏益さん(54)だ。独立して3か月。「まずは植木の手入れなどごく小さなことを積み重ねて、お客様から信頼をいただきたいと考えています」と諸井社長は控え目に語ってくれた。
「あらゆる緑化技術を駆使して低炭素社会の仕組みづくりにチャレンジしていきたい」というのが、諸井さんの目標だ。緑化計画では、庭にとどまらず建物のエクステリア全般の空間づくりに携わる。社寺や戸建て住宅の造園や庭のメンテナンスはもちろんだが、公共施設や民間の建造物の屋上緑化・壁面緑化、校庭緑化も得意ジャンルの一つだ。さらにエクステリアから一歩踏み込んで、建物全般のリペア部もある。多岐にわたる技術的裏付けとなっているのは、緑化計画がそれぞれ専門分野の異なる7人の社員を有するスペシャリスト集団であること。
藤田観光と言えば観光企業というイメージがあるが椿山荘、箱根小涌園をはじめとする数々の宿泊施設を持ち、取引先にも不動産記者やゴルフ場などを有する。その造園部門は私たちの想像を凌駕するような広がりを持っている。例えば、椿山荘ではホタルも飼育していた。その経験なども生かし、緑化計画ではビオトープづくりにも対応する。
「企業は環境への取組方が評価基準の一つになっています。その点、壁面緑化はとてもアピール度が高い。ハイクオリティな水の循環や花の多品種化など、どんどん緑化技術も進み、お客様からの引き合いも多いですね」と諸井社長。また、校庭の狭い都心部の学校では校庭緑化の需要が高まっているが、前職時代に培ったゴルフ場緑化における芝生メンテナンス技術が役立つ。
諸井家は大正4年に入間郡で創業された造園業(現在も造園部門・有限会社アート緑化、花の小売部門・株式会社緑樹園として稼働中)を家業としてきた。諸井さんは家業を継ぐため、東京農業大学造園学科へ進学。畑違いの藤田観光に入社したのは、学生時代のアルバイトで観光業界に興味を抱いたからだった。とはいえ、入社と同じ頃、社内に造園部門ができたため、そちらに配属された。以来、30年間、全国に散らばる東京農大ネットワークにも協力してもらいながら、造園・環境のノウハウを蓄えてきた。そして、今回、満を持して緑化計画を設立させた。
「会社は浦和に本社、東京に支社ですが、現在のクライアントは都内が中心です。今後は、自然と環境をキーワードに地元埼玉の新規開拓にも力を入れていきたいと考えています」
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