トップページ ≫ 未分類 ≫ ビニールハウスの中から寒風を論じるな
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ホームレスがこの寒風の巷にあふれることは間違いない。自殺者も増えるだろう。派遣切りという社会的用語まで生まれて、100年に1度の経済的危機をむかえている日本。円高によって、大きな裾野を持つ自動車産業がまずひどい。トヨタなぞは1円円高になることによって400億円近い損失をこうむるという。これらの犠牲者が働く人たちだ。もともと正規だ、不正規だという言葉自体、日本の企業文化を破壊している言葉、というか型なのだ。
それにしても、政治家や公務員はこれらの悲惨状況の外にいる。温暖化したビニールハウス内にこもっていて、「ああ今年の冬は寒いなぁ、あんなに風が吹きまくって」「俺たちには風のかの字すら当たらないから、いつまでもこの安全地帯を守ろうぜ」とそんなつぶやきが聞こえてくるようだ。
そんな現状に給付金をまいたって、なんの足しになるどころか、役所の経費が増えて、人々の懐は少しも暖まらないのがわからないのだろうか。政治家たちは野党も含めて、みんなビニールハウスの中から世間をみているから分かるはずがないのだ。例えば民主党が、そんなに解散をさせたいのなら、己の身分をかなぐり捨てて、全員辞職することだ。自らを寒風にさらけだし、国民とともに窮状の中に身を沈め、世直し運動の先頭に立つとき、はじめて次の時代がやってくる。国民はもうかけ声政治に飽きて、怒りの頂点にいることを銘記すべきだ。野党という漢字をかみしめるべきだ。野に在るということはいかなる木枯らしや野分けにも耐えて存在することなのだ。ビニールハウスの中に野党はない。
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