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「政治家よ潔くあれ」
三郷市在住の(元)県会議員の福岡友次郎氏が昨年上梓した本のタイトルだ。
福岡氏といえば、その風貌からいって古武士そのものだが、この人の精神そのものも武士(もののふ)のかたまりのような人だ。市議を三期、県議会議員も三期務め、勲四等の栄に浴した地方政治家の雄だ。
この人と話していると、何か胸の中に詰まっていたものが、すっとぬけて爽快な気分になるのは何か。すなわち人生の節目、節目が実に潔いからだ。余談だが、氏は若いときから女性にうけた。生物学的だかどうかは不明だが、女性は潔い男性に惹かれるのは事実のようだ。逆に潔くないということは醜いということだ。醜いものに惹かれる訳が無い。スパッ、スパッと音の響きが聞こえてくるような生き方は見事で気持ちが良い。
福岡氏はその著の中で言っている。「今の政治家に足りないのは潔さですよ」と。決断が無く、断行する力がないものに政策の実現は不可能だ。「政治は政策だ」と民主党の小沢氏が言っているが、そうではあるまい。政策ありきで一番肝心なのは政策の実現力だ。実現力と潔さは同一線上で繋がっている。実現力のない人には潔さは無いと断言しても過言ではない。共に人間の精神の活力の源となっている力だからだ。
それにつけても今の政治家には潔さのかけらすらみえない。支持率が20パーセントを割っても責任を感じない一国のリーダーに国民は何を託せるというのか。 潔く下野しようとしない政党に何を信ぜよというのか。
我々は今、日本の伝統と文化をもう一度真剣に見直す時に来ているのではないか。最も潔いというこの漢字を読めない政治家には全く無理難題の話だが。
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