トップページ ≫ 社会 ≫ 埼玉改援隊(埼玉から地域が主役の改革を推進・支援する会) 声明詳細
社会
特に埼玉県、さいたま市の政治、経済などはじめ社会全般の出来事を迅速かつ分かりやすく提供。
清水勇人(さいたま市長) メッセージ
わたしは代表に就任いたします、清水勇人です。よろしくお願いします。
はじめに、「埼玉改援隊」結成にあたってのご挨拶をさせていただきたいと思います。わたしが市長になって1年6カ月が経過いたしました。その間、厳しい財政状況の中で、コミュニティの崩壊、少子高齢化など、社会環境が大きく変化していくなかで、地域に根付いたさまざまな課題に取り組み、また、市民の皆さんひとりひとりが幸せを実感できるようなまちづくりに取り組んでまいりました。
基礎自治体である市は、市民の皆さまにとって最も近いところにあり、市民の皆さまのニーズを把握し、そして公共サービスを提供していく公共機関であります。この自治体に十分な財源や権限がなく、市民のニーズに十分に対応できていないのが、いまの日本の現状であると考えております。
政権交代により新しく民主党を中心とする政権となり、地域主権改革を推進するということが叫ばれているわけですが、わたしたちの大きな期待とは裏腹に、この地域が主役の改革が十分には行われていないのが現状ではないかと感じています。
国と広域自治体、そして基礎自治体であります市町村がそれぞれに役割を分担して、二重三重にダブっているポストをできるだけシンプルにして、市民にとって身近な自治体が、市民にとっての行政サービスを担い、迅速に対応していく。一方で、広域自治体が、たとえば産業振興であるとか、あるいは環境施策であるとか、その基礎自治体を補完していくために存在していく。さらに国は、外交、防衛、安全保障、さらには国家戦略など、国全体として取り組むべき役割を十分に果たし、行っていただく。そういった役割分担を果たし、地域が主役の政治の仕組みをつくり、また、国のかたちを大きく変えていくことが必要であると考えています。
そして、基礎自治体も、これまでのように国に依存した、国を当てにした意思決定、あるいはまちづくりではなく、自らの考え方に沿って、しっかりと決めていく。住民のニーズに沿ったかたちで決定し、まちづくりを行っていく、依存から自立へと変えていくことが必要ではないかと考えております。
また、基礎自治体自体が、住民の皆さん、事業者の皆さん、それぞれと役割分担を果たして、また、責任を果たしながらそれぞれが連携する。そういった自律的な、また市民参画による自治体をしっかりと構築していくことが必要であると考えております。また同時に、それを構成する市議会につきましても、市民、住民の生活に密着し、地域を第一とした視点で、議論がしっかりと行われ、国の政党を意識した上での議論ではなく、本当の意味で市民や市全体のために議論が行われていく、そうした議会に変わっていくことが必要であるとわたしたちは考えています。
そうしたなかで、わたしたちは基本方針として、ひとつは市町村を始めとする基礎自治体を中心とした、地域が主役の国家づくりを実現していく。二つ目として、自助、共助、公助のバランスのとれた、市民参画による基礎自治体を構築していく。そして三つ目として、健全財政と、持続可能な生産性の高い都市経営を実現する。そうした基本方針のもとに、政治団体「埼玉改援隊」を組織し、この運動を大きく広げていきたいと考えています。
また、活動方針としては、まずこの「埼玉改援隊」の理念、共通政策、マニフェストに賛同する市民、議員を結集し、関係する議会のなかに会派及び会派連合を結成していく。二つ目として、現職の各関係市議会議員に参加を呼びかけるとともに、「埼玉改援隊」として、来春の統一地方選挙と関連首長選挙に候補者および現職の議員を推薦、および支援していく。そして、三番目として、他の地区の地域政党、あるいは政治グループとも連動し、連携しながら、地域が主役の改革を推進していくことを行ってまいりたいと考えております。
幕末時代における、坂本竜馬率いる海援隊が、明治維新という新しい時代の変革期の先導役、あるいは、重要な役割を果たしてきたように、わたしたちも、埼玉から地域主権改革を、まさに海援隊と同じような先導的な役割を行っていきたいという思いから、「改援隊」という名称をつけさせて頂きました。
どうぞ皆様方にご理解いただき、またご協力いただきながら、この地域が主役の国づくりに向けて大きな一歩を踏み出してまいりたいと、そういうふうに考えております。
以上です。
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