トップページ ≫ 社会 ≫ さいたま市の「縁の下の力持ち」消防団―仲町分団 地域の安心と安全を守るために―
社会
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消防団とは消防組織法に基づき各市町村に設置された消防機関であり、「自分たちのまちは自分たちで守る」という精神に基づき、危険を顧みず地域の安心と安全のために地域を愛する人達によって構成されている。
消防団員はそれぞれ自分の仕事を持ちながら、地域における消防防火のリーダーとして大規模災害発生時には自宅や職場から災害現場へ駆けつけ、消火活動、救助活動、災害対応を行っている。入団資格は各市町村の条例に定められており、さいたま市では年齢18歳以上の健康な男女、さいたま市内に居住、在勤、在学しているものとしている。
「平成25年さいたま市の火災・救急・救助の発生状況等」によると、さいたま市全体での出火件数は349件で前年より55件減少しており、過去10年間で最少となった。出火原因の上位5項目は「放火」全体の24.1%、続いて「たばこ」17.5%、「こんろ」10.0%、「火遊び」6.3%、「たき火」5.2%となっている。「火遊び」、「たき火」が前年に比べ大幅な増加となっている。しかし、さいたま市内行政区別の火災発生件数では浦和区が最少発生件数の21件である。
さいたま市消防団浦和ブロック仲町分団は稲垣政行分団長のもと、総員19名で構成されている。担当エリアはさいたま市浦和区仲町1丁目~4丁目、東仲町である。団員同士の連携は良く、団員の殆どが地元で商売をする自営業者である。また半数以上が10年以上の経験者だ。しかし若い団員が少なく、今後地域からのサラリーマンをも含めた団員の募集を行っていきたいという。
定期訓練は毎月1回日曜日の午前中、浦和消防署や近隣の訓練場で行い、規律訓練、救急救命、放水訓練等と多岐にわたり、災害救助や水防訓練、火災知識や安全行動習得のための座学も実施している。春、秋、歳末には特別警戒活動として夜間の巡回広報活動を行っている。
稲垣分団長はまっすぐな目線で語る。「私達消防団は消防署の後方支援ではあるが、地域住民の尊い命、貴重な財産を守るため常に冷静沈着な判断と行動を心掛けて任務にあたっています。緊急車両の通過スペースの確保など地域住民の皆様のご理解とご協力をお願いします。そして火の危険性を熟知して細心の注意をして頂く事をねがっています」「あなたの力が必要です。あなたの力を地域で活かしてみませんか」稲垣分団長の目が輝いた。
災害における消防団は、私達の地域で「縁の下の力持ち」的存在で、いつも安心安全を守っている。地域のために何かをしてみる。気軽に問い合わせてみてはいかがだろうか。
問い合わせ先:さいたま市消防局/総務部/消防総務課 消防団係
電話番号:048-833-7163 ファックス:048-833-7641
(白坂 健生)
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