創業５０年！四季薫る老舗料亭「割烹千代田」。

浦和駅徒歩５分という立地にありながら、深い緑につつまれたその場所に心癒される。

庭先に咲く寒桜が静かに客を出迎える。

庭園の見える部屋は、どこか懐かしく落ち着いた雰囲気を醸し出している。

特別弁当から懐石料理まで、選りすぐった旬の素材を活かし、ひとつひとつ真心を込めて丹念に調理する。

食材達はみな、器の中で作品のごとく描かれていく。

ボリューム感があり、関東ならではのしっかりめの味付けで、子供からお年寄りまで楽しめる。

社長であり父である池田友久氏が、埼玉師範学校の下宿という形で初めたが、美味しいものをもっとたくさんの人々に食べてもらいたいという思いから料亭旅館を開業。

更に、リーズナブルな価格で家族や親しい仲間と気軽に楽しめる別館「仲仲庵」を浦和宿築百年の商家を改築して１０年前にオープン。

ランチメニューのとろろバイキングはテレビや雑誌に取り上げられるほどの大人気。

ヘルシーで身体に良いと男女問わず、連日６０～７０人の客が集まる。

惣菜の多くは社長の手作りで、おからやらっきょうなど日替わりで楽しむことができる。

 二代目専務の知弘氏は大学を卒業後、信用金庫に勤務した後、３０歳で家業を継ぐことを決意し、日々精進している。

その傍らでJCに所属、現在は浦和商店会青年部連合会で自らの成長のために人々と交流し、浦和の発展に貢献している。

温和な人柄と柔和な眼差しで客を出迎える姿に、誰もが安らぎを感じる。

浦和の地で、和の温もりとおもてなしの心を伝え続けていく。

（馬渕　凛子）