トップページ ≫ 地域情報 ≫ 咲いたまびと ≫ 浦和在住 慶応大学卒の異色の落語家立川談慶!
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立川談慶師匠の「天災」「文七元結」に、誰もが魅了され、大いに笑い、パワフルさに圧倒され、知らないうちに前のめりになる。
落語のおもしろさを、パワーを感じた独演会であった。
慶応義塾大学経済学部卒業のエリート落語家立川談慶。
長野県で生まれ育ち、大学卒業後、株式会社ワコールに入社。
3年間のサラリーマン生活を送るが、大学時代に聞いた談志師匠の「らくだ」がどうしても忘れられず、立川流の門を叩く。
両親とともに国立演芸場の応接で師匠にあいさつ。
「殺しませんから」の言葉に怖さを感じたが、遠回しに言えば最低限の生命の保証はするという優しさだった。
初めて師匠からかけてもらった言葉は「小さくまとまんなよ」。
今でもこの言葉に奮い立たせられると言う。
9年半という長い前座修業の後、2000年に二つ目に昇進、その5年後に真打ち昇進。決して楽な道のりではなかった。
修行時代は談志師匠の「俺を喜ばせろ」の無茶ぶりに悪戦苦闘。
懐かしいその無茶ぶりが、談志師匠の名言にある「人間が作った世の中なのだから解決できないことない」の裏付けあり、愛情の裏返しであったことに気付く。
談志師匠が亡くなって2年たった今になって、師匠の優しさが強めのボディブローのように効いてきたのだという。
「もう一度生まれ変わっても絶対に師匠の弟子になりたい」と語る笑顔に談志師匠への思いの深さを見た。
6年前から体調管理のために始めたボディビルは、ベンチプレス120キロを挙げる怪力ぶり。今では週3~4日のトレーニングは欠かさない。
得意な絵の才能を活かし、絵手紙集「談慶の意見だ」を発刊。優しく温かい絵に誰もが癒される。
浦和パルコのコミュニケーションセンターにて、2月21日午後7時から新春落語を無料で開催する。
(馬渕 凛子)
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