トップページ ≫ 地域情報 ≫ 咲いたまびと ≫ 埼玉の魅力を発信することが使命!~コバトン*カフェ 木原真弓さん
地域情報 …咲いたまびと
日本全国の各都道府県庁に、地域の物産販売店舗や、特産物を使った飲食店を併設しているケースは多いが、埼玉県庁の中にある「コバトン*カフェ」は、他では見られないような工夫とこだわりがある。
その名の通り、埼玉県のマスコットキャラクター「コバトン」が溢れる店内、深谷のブランド牛「彩の夢見牛」や加須松村牧場産「香り豚」など、県産の食材がふんだんに使われるイタリアン、供される日本酒やビール、ウイスキーなども県産だ。
「コバトン*カフェ」を経営するのは、木原真弓さん。生まれも育ちも浦和なので生粋の“埼玉っ子”である。埼玉の魅力を発信するブログを書き始めた頃から「コバトン」と関わり続け、2009年にコバトングッズを専門に扱うwebショップ「コバトン屋」をオープンさせた。その頃から、コバトンをキーワードに、県民の方が気軽に立ち寄れるカフェスペースの構想を持っていたが、念願が叶い2012年4月に「コバトン*カフェ」をオープンさせた。
「コバトン*カフェ」では、本場イタリアで日本人初となるピザアクロバット(ピザ回し)の銀メダリストである立川 巧氏がピザ場の責任者として腕を振るっており、本格的な窯で焼かれたピザは生地の食感も良く、美味しいと評判だ。また、時間帯によってピザのタイプを変えており、ランチタイムには耳がふっくらしている「ナポリタイプ」、ディナータイムはお酒の邪魔をしない「ローマタイプ」が供される。実際にピザを作る工程は公開され、立川氏の“技”を間近で見ることもできる。10月から新作のピザも登場し、中でも「リモーネ」はレモンの皮を用い、爽やかな風味が評判を呼んでいる。尚、看板メニューのピザは全国何処でも楽しむことができるよう、webで冷凍販売も開始されたので、ぜひ利用して頂きたい。
併設されたショップで「コバトン」他、県内各市町村のキャラクターグッズが展示・販売されているのも特徴だが、その他埼玉県産の杉材を使ったテーブルやテラス席のベンチなども、木原さんだからこその“こだわり”である。木原さんのこだわりはこれだけではない。埼玉県産農作物を取り扱う「県産物サポート店」や、埼玉県も参加する九都県市廃棄物問題検討委員会による「食べきりげんまんプロジェクト」、県環境部循環推進課による「みんなでマイボトル運動」、そして、「パパママ応援ショップ」にも登録し、埼玉県の魅力を発信する場であればこそ、県が推し進めるプロジェクトには積極的に協力すべきだと、木原さんは言う。
木原さんのこだわりは、「コバトン*カフェ」に次いでスタートさせた「コバトン焼き」でも発揮されている。熊谷・八木橋百貨店地下1階にある「コバトン屋熊谷店 KOBATON*YAKI」で販売されている「コバトン焼き」は、県産小麦粉「あやひかり」がふんだんに使われ、独特のもちもち感があり、パンケーキのようだと好評だ。生地の食感を楽しんでもらうため、あえて中身は控えめなことも特徴である。 今後、「コバトン焼き」のフランチャイズ化を進めながら、更に埼玉の魅力を全国へ発信するために尽力したいと、木原さんは力強く語る。木原さんの郷土愛に溢れた数々のこだわりと情熱は、現在上田清司知事が先頭になり、県を挙げて取り組んでいる「県産農作物のブランド化」を推し進めるための強力なアシストになっていることも特筆される。木原さんの更なる“仕掛け”、大いに期待したい。
(直木 龍介)
ワールドピッツェリア コバトン*カフェ
さいたま市浦和区高砂3-13-3 衛生会館1F TEL 048-829-9227
バックナンバー
新着ニュース
- エルメスの跡地はグッチ(2024年11月20日)
- 第31回さいたま太鼓エキスパート2024(2024年11月03日)
- 秋刀魚苦いかしょっぱいか(2024年11月08日)
- 突然の閉店に驚きの声 スイートバジル(2024年11月19日)
- すぐに遂落した玉木さんの質(2024年11月14日)
特別企画PR