トップページ ≫ 地域情報 ≫ デカケール ≫ 野老澤臨時観光案内所(所沢)を開催中~脚光浴びる地域型観光
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所沢の市街地活性化拠点施設である、野老澤町造商店(通称:まちぞう)では、9月の企画展として「野老澤臨時観光案内所」を開催中だ。
観光名所や「ところざわ百選」で選ばれた風景を写真パネルで紹介し、「ところざわ銘品館」コーナーでは、所沢の水田で田植え稲刈り体験をして採れた米から作った純米酒「ゆめところ」などの名産品を紹介している。
また、所沢が発祥の地である重松流(じゅうまりゅう)祭囃子の歴史を紹介し、囃子連の写真展示も行われている。
所沢には航空発祥記念館や西武園遊園地など、県内外にも知られている観光施設があり、名所旧跡も多数存在するが、これまで観光案内所が常設されたことはない。
これは、所沢市が首都圏のベッドタウンとして発展してきた経緯があり、広域的な観光地としての認知度が高くなく、観光案内所を開設しても利用する人が少ないということが理由のようだ。
近年、従来のような観光スポットを巡る形ではなく、健康づくりや工場見学、生活文化を体験する「地域体験型観光」が脚光を浴びている。
まちぞうでは、今回の企画展で見られるように、“従来型”の観光を紹介しつつ、「地域体験型観光」の企画にも積極的に取り組んでいる。
まちぞうを拠点に、商店街や自治会などが中心になり「とことこまちづくり実行委員会」が結成され、春の「タワーまつり」や夏の風物詩「行灯廊火」、冬の「サンタをさがせ」など、集客力のあるイベントを仕掛けている。
来年の3月、西武池袋線は、東京メトロ副都心線を介し、東急東横線・横浜高速鉄道みなとみらい線との相互乗り入れが始まる。神奈川県から観光客増加を図る絶好の機会ではあるが、“従来型”だけでは、人は来てくれない。
まちぞうを拠点に仕掛けられる「地域体験型観光」に注目したい。
野老澤町造商店(まちぞう)
埼玉県所沢市元町21-18 電話:04-2928-1453
営業時間:午前10時~午後6時(木曜定休)
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