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地域情報 …デカケール
便利になった港町、横浜。
その魅力は海、近代高層ビル、山手の緑、そして芸術。
今回は芸術の横浜を語ろう。
芸術の宝庫といえば「横浜美術館」である。
横浜美術館は1989年11月3日に開館。
開放的な吹き抜けの空間と豪壮な外観が魅力的な美術館である。
7つの展示室には、企画展、コレクションなどが展示。
またミュージアムショップ、カフェ、レストランも併設されている。
先日、私も企画展「ロバート・キャパ/ゲルタ・タロー二人の写真展」を観覧。
世界的に有名な戦場カメラマンのこの二人は恋人同士である。
先に名前が有名になったのは「ロバート・ギャパ」。
実はこの写真家、あまり知られていないが、二人が創り上げた架空の写真家だった。
仕事が軌道に乗りはじめ、その後男性である「アンドレ・フリードマン」が「ロバート・キャパ」として、彼女が「ゲルタ・タロー」としてそれぞれの道を歩む。
「ゲルタ・タロー」の名前はアンドレと親交のあった岡本太郎氏にちなんでつけたようだ。
その矢先、「ゲルタ・タロー」はスペイン内戦の取材中、命をおとす。わずか27歳の若さだった。
私はふと、ジャーナリスト「山本美香さん」を想いだした。
彼女もまた戦場で命をおとした一人だ。
「ロバート・キャパ」「ゲルタ・タロー」そして「山本美香さん」の写真・映像は共通する。
それは「人」だ。危険な戦場下にいながらも笑っている子供たち、そして女性、軍人を映し出す。
さらに戦場の過酷さ、残虐さだ。
幾多の写真がそれを物語っていた。
彼らが届けようとしていたものが、言葉はなくとも、胸に突き刺さった。
「ロバート・キャパ/ゲルタ・タロー二人の写真展」は2か月にわたって開催。
3月24日、大盛況のうちに 幕を閉じた。
また4月13日からおよそ2か月間「熱々!東南アジアの現代美術」が開催される。
横浜美術館、世界を教えてくれる場所・・・もう一度訪れたい場所のひとつになった。
(古城 智美)
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