トップページ ≫ 地域情報 ≫ デカケール ≫ 関東初!!エゾシカラーメンを創った男が八潮にいた!!~らーめんたか
地域情報 …デカケール
鹿肉というと、フランス料理における「ジビエ(gibier)」を連想し、高級な食材という印象がある一方、臭みがあり馴染まないという方もいるだろう。 近年、高タンパクで低カロリーである鹿肉に注目が集まり、特にエゾシカが生息する北海道を中心に、鹿肉を普及させ、物流ルートに乗せようとする動きが加速している。まだまだ馴染が薄い鹿肉だが、エゾシカ肉専門のラーメン店が八潮にあるのだ。
関東初エゾシカ肉ラーメンを創ったのは、「らーめん たか」の店主である川井 貴氏。一昨年10月のオープン以来、エゾシカのラーメンという珍しさもあって、全国からお客さんがやってくる。エゾシカの骨、鮭節、利尻昆布でダシを取ったスープに、エゾシカ肉のローストをのせたラーメンは、臭みもなく食べやすいと評判だ。
何故エゾシカ肉のラーメンだったのか? 川井氏に聞いた。
「どんなラーメンにしようかプランを練っていた時に、東日本大震災が起こりました。食肉の放射能汚染を心配する声が高まっている中、友人から北海道のエゾシカについて聞いたことを思い出しました。北海道で爆発的に増え、農林業などへの被害、ロードキル(自動車などとの衝突事故)の増加など、深刻な社会問題となっていて、駆除の対象になっているエゾシカを何とか食材として活用できないものか、考えたのです。また、北海道なら放射能の被害もなく、安心して提供できるのではないかとも思ったのです」
試行錯誤の末に完成したエゾシカラーメンだが、まだまだ川井氏は味を進化させるために研究を重ねている。また、八潮商工会青年部にも所属し、地域の発展にも貢献したい川井氏は、全国的にも珍しいエゾシカラーメンを八潮の名物として定着させ、地域活性化の起爆剤にしたいという願いもある。やんちゃな風貌だが、人懐っこく、ひょうきんで、それでいて、様々なこだわりがある川井氏は、人間としても魅力があるのだ。
(直木 龍介)
らーめん たか
八潮市中央1-5-11 (八潮市役所近く) 電話:048-998-4511
営業時間及び店休日はお問い合わせください
バックナンバー
新着ニュース
- エルメスの跡地はグッチ(2024年11月20日)
- 第31回さいたま太鼓エキスパート2024(2024年11月03日)
- 秋刀魚苦いかしょっぱいか(2024年11月08日)
- 突然の閉店に驚きの声 スイートバジル(2024年11月19日)
- すぐに遂落した玉木さんの質(2024年11月14日)
特別企画PR