トップページ ≫ 地域情報 ≫ デカケール ≫ シカテ 一畳(いちじょう)マーケット盛況~物流倉庫を有効活用し地域活性化を目指す
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6月27日土曜日、さいたま市南区鹿手袋の京葉流通倉庫で、畳1畳分を1区画とし、家庭の不用品、アクセサリー、生活用品、アート小物などを販売するフリーマーケットとワークショップで構成される「シカテ 一畳マーケット」が開催された。雨が時折強く降るなど、天候が不安定ながら、地元鹿手袋とその近隣の住民を中心に、武蔵浦和駅から徒歩圏内ということもあり、県内外からも多数の人が訪れ盛況だった。
また、倉庫近くの鹿手袋自治会館を用いて「シカテカフェ」も開設され、ドリンク販売、Facebookグループ「浦和おやつ部」による駄菓子店、戸田を拠点に活動する「いも子の焼き芋 阿佐美や」による人力発電かき氷など、ユニークな出店もあり、こちらにも数多くの人が訪れた。
発起人で、倉庫近くに住む佐藤真実さん(NPO法人near design代表)は、いつも倉庫の横を通りかかり、倉庫が稼働しない土日、地域の人々が気軽に集まることができるイベントができないものか思案したそうだ。4年間考え、意を決し京葉流通倉庫に飛び込みで交渉。最初は倉庫側も難色を示したが、粘り強く交渉し、倉庫の使用を了承。早速準備に取りかかった佐藤さん。グラフィックデザイナーとして埼玉県を中心に活動し、その一方で、さいたま市の「空き家活用プロジェクト」などでも実績を作り、ネットワークを構築してきた。今回の「シカテ一畳マーケット」は、自身が構築してきたネットワーク、そして地元自治会の協力もあり告知や出店者を募った結果、早々に300畳が埋まり、当日も多数の来場者で溢れる結果となった。
今回の開催で手応えを感じた佐藤さんだが、次回開催に向けてすでに始動している。今後も「シカテ一畳マーケット」だけに限らず、様々なイベントを仕掛け、地域の架け橋となるべく活躍してくれるだろう。
(直木 龍介)
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