文芸広場
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ほんの10年前までは主婦が携帯電話を持つなんて考えられない時代だったのに、
今では家族全員が1台ずつ持つのがあたりまえになってしまった。
人によっては、仕事用とプライベートを使い分けている人もいる。
高校生では約9割、中学生でも約6割が自分の携帯電話を持っているという。
考えてみれば、私達主婦仲間でも携帯電話を持っていない人はひとりもいない。
便利な反面、落とし穴がある事を忘れてはならない。
言葉と違い、活字は残り、転送することによってどこまでもひとり歩きしてしまう可能性がある。
例えば、子供達の世界に於いてもそんな中から発生するいじめは数多い。
ちょっとしたニュアンスの違いが、活字にすることによって誤解を招くのである。
世の中がどんどんコンピューター化され、人間が機械と向き合う時間が増え、
人のコミュニケーション不足により生じる事件は少なくない。
本当に自分の気持ちを伝えたい時は、相手の目を見て、自分の声で伝える事が大切!
どんなに便利な時代になっても、人は人と出会い、その中でしか得る事が出来ない宝物があることを忘れないでほしい。
年頃の息子を持ち、常に携帯電話を手放すことができない息子に苛立ちを感じずにはいられない今日この頃。
そんな私でも、最近スマートフォンが気になる自分に矛盾を感じている。
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