トップページ ≫ 文芸広場 ≫ シュフ・まりのつぶやきメニュー♥
文芸広場
俳句・詩・小説・エッセイ等あなたの想いや作品をお寄せください。
<春告鳥♪>
先日思い立って越谷に在る梅林公園に、梅の花の甘い香りを求めて出掛けました。
都内の方はもう香りを漂わせているというのに、蕾ばかりでがっかりしました。
暫く散策すると十数本七分咲きの木が見つかり、甘い香り漂わせており、
梅は七分咲きくらいが枝振りが栄えて美しい。等と見とれていると
「あっ・・・・・鶯・・・色の・・・メジロのつがい。」
休む間も無くそそくさと梅の蜜をすっては、次の花へと渡り歩いていました。
「梅に鶯」・・・・・色?のメジロです。私のウグイス色のイメージは草萌える緑色。
でも鶯は茶褐色。
これはどういうことでしょう。広辞苑やウィキペディアには灰色がかった緑褐色とされています。
でも、鶯餅や電車、花札等はオリーブグリーン。
「梅に鶯」という言葉は有名ですが、メジロが花の蜜を求めて民家の庭先などの梅に
良く姿を現すのに比べ、鶯は昆虫を主に食し臆病なので、あまり梅ノ木にとまることはないようです。
いったい何時頃から、ウグイス色がオリーブグリーンと認識されるようなったのでしょうか。
江戸時代に流行った女性の普段着は茶味緑褐色で、その鶯茶が鶯色とされていたようです。
私の様に「梅に鶯」というイメージを持っている日本人は多いように思います。
確かにこれは間違っている。と言えなくはないかもしれないのですが、春の訪れを感じる梅の開花と、美しい声で春を告げる鶯は早春を告げる象徴のセットで、明るい梅の花に映えるメジロの綺麗なみどりは、イメージの世界です。美しい声の、鶯嬢のイメージにも茶褐色は似合わないという気がします。
間違いと捉えるよりは、青信号が緑であったりするように、成句として捉える方が平和に治まるのではないでしょうか。
バックナンバー
新着ニュース
- エルメスの跡地はグッチ(2024年11月20日)
- 第31回さいたま太鼓エキスパート2024(2024年11月03日)
- 突然の閉店に驚きの声 スイートバジル(2024年11月19日)
- すぐに遂落した玉木さんの質(2024年11月14日)
特別企画PR