文芸広場
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甘えん坊の娘は、さみしがり屋怪獣でもある。
ちょっと私が出掛けるために、留守番を任せるだけで、
彼女は、さみしがり屋怪獣に変身する。
家を出て5分もたたないうちに、もう携帯電話が鳴る。
内容は「早く帰って来てね」とか、 「私、お留守番頑張るから・・・」という
ものだった。 その後も5~10分刻みで電話が鳴り、
これという用もない娘の電話に、到底私の用事は、はかどらなかった。
ようやく用事を済ませ家に帰ると、彼女の得意そうな笑顔が待っていた。
そして、彼女が満足するまでじっくり抱っこをしていたものだった。
最近、そんな彼女もちょっぴりお姉さんになり、さすがに電話も抱っこもなくなった。
しかし、私がTVをみていると、私とTVの間にそっと入り、TVをみている。
私の視野に必ず入るのだ。私が移動し彼女を視野から外すと
彼女もだんだん移動し、また私の視野に入る。
私の視野に入るだけで安心するようだ。
本人は気づいているのか、いないのか・・・
きっと「寂しかった」なんて言えないお年頃になったのですね。
彼女が満足するまで、もう少しこのままでいよう・・・
こんなに甘えられては、彼女がもっともっとお姉さんになったら
私がさみしがり屋怪獣になることでしょう(^-^)
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