ひとはいつから本当の意味での誕生日を祝うことができるのだろうか。

それは生きている中で、幾度の悲しみや苦しみにもがき、模索し、生きていることの喜びを知ったときではないだろうか。

生きていて、苦しみだけでは、ただただ辛いだけだろう。

喜びだけなら、それを当たり前に感じ、果たして心底喜ぶことができるだろうか。

苦しみがあるからこそ、喜びも大きいのではないか・・・。

昨年の震災では、多くの人の命が犠牲になり、また被災された方々の心には大きな傷を残したことだろう。

しかし、世界中の人たちのあたたかい言葉、たくさんのボランティアの人の助けや愛にふれ、生きていることの喜びを感じたのではないだろうか。

命とは尊いものである。

生かされている命を亡くなった方の分まで精一杯感じ、年に一度の誕生日にそれを喜び、感謝するのはどうだろう。

本日、誕生日を迎えられるすべての方に心よりお祝い申し上げます。

　　　　　　　　　　　「おめでとうございます♪」