文芸広場
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なんでも こなすお姑さん。
私は、プレッシャーを感じながら、苦手な里芋の皮剥きを始めました。
案の定。剥けた里芋は、お世辞にも上手とは言えませんでした。
「こうやるのよ」と慣れた手つきですいすい剥き始めるお姑さん。
「すみません」と、おどける私に、
「悪いことをしていないのだから謝らなくて良いのよ」と 少々、不服気味・・・
たくさん剥いてくれるお姑さんに今度は「ありがとう」と伝えました。
「今に上手になるわよ♪」と笑顔で励ましてくれました。
言葉は難しい。何気なく使った言葉でしたが、
お詫びの言葉と感謝の言葉では全然意味が違ってしまいます。
自分の発した言葉が自分の思った通りに伝わっているとは限りません。
お詫びの言葉より感謝の言葉の方が二人の距離が縮んだ気がしました。
私との距離を気にしてくれている素直なお姑さんが可愛らしく思えました。
感謝です。
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