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文芸広場
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<一粒の種>
何となく昔から好きで、ミックスナッツの中から選んで食べたリ・・・ふと、このとうもろこし、見たこと無い・・と気付きました。乾燥しているのにこんな大きな粒!?
ジャイアントコーンは南米ペル-の中南部。ウルバンハ地方の標高3000 m の高地のごく限られた地域でのみ栽培されていて、現地ではチョクロ(choclo)と呼ばれています。
不思議なことに、種を他の土地に持って行っても同じようには大きくならないそうです。
種が大きいのでさぞかし本体も大きいのかと想像したのですが、普通のとうもろこしと左程変わらない大きさ。粒だけがジャンボでした。
なかなか日本では生ジャイアントコーンにはお遇いできませんが、一粒の種から産地のペルーを辿ると、その土地の文化や歴史など、いろいろな事が分かり楽しいひと時が過ごせました。
耳を澄ますと、昔流行った『コンドルは飛んで行く』(アンデスのフォルクローレ)。懐かしい・・と思う人・・年代が判る!?
<ハートの輪冠>
桜も八重桜へとバトンを渡し、春らしい風に誘われて桜草公園に出掛けてみました。ちょうど園内では、さくら草まつりが開かれ、賑わっていました。
ここは、さいたま市桜区の「田島ヶ原サクラソウ自生地」で、国の特別天然記念物に指定されている貴重な桜草の群落が在ります。
桜草は、埼玉県と大阪府の花になっていますが、桜区も桜ではなく桜草に因んで命名されたようです。
荒川流域のこの一帯は、下流の浮間ヶ原とともに江戸時代からサクラソウの名勝地として人々に親しまれていたそうですが、開発などによる生育環境の悪化から群落衰退の危機を救う為、国の特別天然記念物の指定を受けこの一帯の保護に取り組んでいるそうです。
ここの桜草は、日本桜草と言われるように、同じ桜草でも西洋種のプリムラと比べると清楚な美しさです。ハート5枚でひとつの花弁を作り、輪冠の様に輪を作って睦まじく咲きます。園内では、ピンクに混じって2本の白い桜草が見つかったとの事。
ハートの五輪で愛のオリンピック、なんて如何でしょう?
他にもいろいろな草花が自生していますが、可愛い黄色の花を咲かせて野漆が、咲誇っていました。黄色とピンクの彩りは春らしく楽しめるのですが、相当漆の勢いに桜草が負けてきているようでした。
ここは保護区という事で、人為的に草を刈る訳にはいかず、桜草の生命力に賭けるしか無いようです。
埼京線の浮間舟渡駅近くの都立浮間公園では、人の手で育てているようですが、「自然保護」とは、草を刈る手も入れられないで、外来種等から生態系を脅かされた場合も、だまって見守るのが自然保護なのか、悩むところです。
この清楚な花、触るとかぶれるようですが!
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