文芸広場
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街でブラブラしていると、観光客らしき外国人に話しかけられました。
私の目に飛び込んできたのは、腕にたっぷりと入ったタトゥー。
体も大きかったので、少し怖くなりドキドキしてしまいました。
ところがその外国人は
隣にいる友人との写真を撮ってほしい、
彼らのうしろにある銀行の看板の文字も全部入れてほしいと
丁寧に話してくれました。
彼が指差していた看板は銀行名を英語表記しただけのもの。
文字だけの地味な看板です。
私は内心“これを撮るの?”と不思議に思いました。
とりあえず、渡されたデジカメで写真を撮り、
彼らに出来映えを確認してもらいました。
二人は笑顔でデジカメの液晶部分を確認し、
Thank you very much!!と御礼をしてくれました。
その後も二人は何度も御礼を言って、笑顔で Bye! と去りました。
彼らが去った後、再度看板を眺めてみると
そこにはTokyoという文字がありました。
東京観光をしているのだから、
Tokyoという文字が入っている看板を撮りたかったのでしょうね。
私も海外で同じようなことをしているかもしれません。
写真撮影を依頼してきたときから最後まで、
とても丁寧な人たちでした。
Have a nice trip in Japan!
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