旅に出た。

場所は、フィリピン首都マニラとセブ島。

正直、私のフィリピンのイメージは、治安や衛生面でも悪く、

危険なところ。

と、めずらしくマイナス面から入ってしまっていた。

それに加え、26年前のマニラ郊外でおきた若王子さん誘拐事件。

当時マスコミを通じてこのニュースは、私にとって大きな衝撃を

あたえたのは言うまでもない。

その様な気持ちをもちつつ、５時間後には到着していた。

そこには飾らない素朴な庶民の暮らしがあった。

ホテルから一歩出ると、家はバラック小屋が立ち並び、

お世辞にもまだまだ近代都市とは、ほど遠い。

しかし実際の人に対するイメージは、貧しさながらも

笑顔を絶やさず、温厚な人々が多かったという一言につきる。

自分の間違った先入観やイメージだけで判断する事は、

なんて視野をせまくしていたんだろう。

やはり、自分自身の目で感じとることが一番大事なんだと、、、、。

どこかなつかしささえ感じるこの地は、

５年後１０年後、様変わりしているのであろうか。

新たな発見探しをしに、またいつか訪れてみたいものだ。