文芸広場
俳句・詩・小説・エッセイ等あなたの想いや作品をお寄せください。
私の大好きなカメラマンが亡くなりました。
アマチュアカメラマンでありながら、私のようなファンを持ち、多くの賞をとった方です。
サラリーマンをされていましたが、趣味の写真を極め、プロの領域まで達していました。
テレビ埼玉にも出演されたことがあり、アマチュアと呼ぶのは失礼なのかもしれません。
倒れる前日の9月9日、第29回埼玉県写真サロンでさいたま市長賞を受賞されています。
初めて入賞されたのも、埼玉の写真展で、お兄さん一家の七五三準備風景を撮った作品が受賞されたそうです。
その後の作品は、人物ではなく、空をメインとした景色が多くなっています。
定年退職後に開催された個展の入口には、次のようなメッセージがありました。
人は誰でも古里を持ち、遠い記憶があると思います。
いつまでも消えることなく心のかたすみに残っている記憶・・・
そんな遠い日をイメージしながら現実の風景を見て、自分と
いう個人の「今」を確認しているのかも知れません。
この度の写真もそんな私の“記憶の旅”の1ページです。
最後の賞、さいたま市長賞を受賞した作品は「小屋」。得意とされている組写真でした。
私はまだまだ他の作品も見たかったです・・・・・・
写真仲間が故人の写真展を企画し、準備をすすめていると耳にしました。
現在は、その写真展を楽しみにしています。
骨となった今、古里のある北の地に戻られたカメラマン。
長年住みなれた埼玉を離れ、何を思っているのでしょうか。
享年65歳。実に惜しい人を亡くしました。今はただ、ご冥福をお祈りいたします。
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