＜桜か菊か＞

日本の一年で最大のイベント。

と言えば、桜のお花見！

他の花の追随を許さない。

春の訪れの指標。

花見＝さくら

硬い蕾が綻び、春の訪れを告げる。

可愛いハート形の一枚の花びらは、清純な優しさを奏でる。

日ごとに重量を増し、荘厳な静けさと華やかさで圧倒する。

少しでも長くという願いを知らぬかのように、惜しげもなく紙吹雪ではかなさを撒き散らし、終宴。

次の瞬間新しい青々とした若葉で新しい生きを吹き返す。

まさに日本人の花。

春の姫が桜なら、

秋の姫は菊。

秋の透き通るような青空に凛とした出で立ちを咲かせ、清く気高く。

その姿は、最高の権威として皇室の紋章、裁判官、警視庁の徽章、ﾊﾟｽﾎﾟｰﾄに。

象徴である天皇家の家紋が『十六弁一重表菊花紋』なら、国花は菊？

日本の国花は特に法定されてはいないようですが、一般には桜と菊と認識されている。

昨年末、中国のサイトで日本の国花は菊なのか桜なのか？と言う話題で盛り上がったようですが、どちらが相応しいかというより、それぞれに、オンリーワンの国花・・ですね。