文芸広場
俳句・詩・小説・エッセイ等あなたの想いや作品をお寄せください。
私はいつのころからか月光浴が大変好きになった。
若い頃は海やプールで太陽がお友だちであったが。
もちろん美容のため、シミそばかす対策のためもあるが。
日本には四季があって、月の表情もさまざまだ。
春の朧月夜。ほんわりと柔らか。
闇に浮かぶ咲き誇る桜に遠慮しているかのようだ。
夏の夜の月。騒がしい日中や、強烈な日差しを鎮めるかのように
クールで静謐。
秋の月。中秋の名月に代表されるように、月は主役。
個人的には冬の夜明け前の月が一番好きだ。ほんとうにパワーをもらう。
やる気が出る。脳内が活性される。
そういう私が春の美しい月に出会った。
場所は飯能。宮沢湖。宮沢湖温泉喜楽里別邸。
飯能に隣接する東京都岩蔵温泉の泉質が気に入り、ずいぶんと通った。
結果、飯能にいくことがなかった。
行ってロケーションの素晴らしさに舌をまいた。
飯能から秩父にかけての萌木色の山々。
宮沢湖をとりまく残照。
近江八景の瀬田の夕照に並ぶ美しさだ。
そして日が暮れたあとに神々しくお出ましになった月だ。
ほんとうに美しい月。
苦悩を払拭してくれ、生きている大切さを思い出させてくれた。
飯能での一日が中村天風翁の宇宙エネルギーとの一体感を実感し、
幕を閉じた。
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