トップページ ≫ 文芸広場 ≫ 鳴呼みせかけ社長 菅原 擁子
文芸広場
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ゴールデンウイークに温泉にでかけた
異業種の社長が経営にのりだしたという触れ込みで
ちょっと興味津々で。
しかし張り子の虎は張り子の虎にすぎない
夕食時にその社長が挨拶
「料理はみせかけ」と第一声。
私の湯上がりのビールが一気に醒めた。
すると社長「料理のみせかけが非常に大事」と最後に念押し。
嗚呼。いいまちがいではなかったのだ。
みせかけとは
中身がないこと、うわべだけ。悪い意味に使用する。
この社長、自分の大切なお客様をおもてなしするときの
原稿は作っていないのか。
せめて料理は目で楽しみたいと言ってほしかった
誰にでも間違いはある。
が、言葉に責任をもたないリーダーは失笑されるだけ。
私はこの人
言葉を大切にしない不幸な人とみた。うすっぺらな感じがした。
私の知るスピーチの名手は常に小さいメモ帳をもち
心に響く言葉があれば、恰好よくメモをする。
そして、彼は十分にその言葉を吟味し、
自分のものにしていく。
さて
さいたま市長選挙
心に響く真実の言葉で訴える候補を選んで投票しようと
思っている。
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