トップページ ≫ 文芸広場 ≫ 雪んこのマイペースでいこう♪
文芸広場
俳句・詩・小説・エッセイ等あなたの想いや作品をお寄せください。
東京マラソンへ向けて走り出した。
二年前の出場前の練習と違うところが二つある。
第一に、無理をしない。無理をしてからだを痛めてはもともこもない。
それと同時に私にとっての東京マラソンは二回目の挑戦であり、何がなんでものゴールではなく目先のゴール、つまり夢でない目標のひとつでしかない。二回目の余裕かな(笑)。
第二は、走っている時間を無駄にしない。
長い時間を走るということはある意味退屈だ。
苦しいという気持ちは退屈から起こる。「まだかな・・まだだ・・」という思いから起こる。
であれば他のことをしたり、考えたりする時間にしよう。そうすることで退屈が解消される。
時に部屋で走りながらドラマを観たり、音楽を聴いたり、色んなことを想像したり、コラムや詩のネタを考えたり。
そして時に孤独を味わう。無になって自分を見つめ直す。無になる時間こそ、私にとって日々の生活の中で欠けている時間なのかもしれない。
しばらく走るとさすがに肉体がきつくなる。そうなると精神にまでそれが伝わる。
その時、自分は何のために走っているかを自問自答する。ある意味の無心だ。苦しさなどに動じない、ここから逃げないための自分になる。
自問自答の答えは、「先にある目標のため。そして今あるゴールのため。」。そう心に言いきかす。
そして気付かされる。ゴールがなかったらがんばれるのか?
いやがんばれるどころか走ることさえできないだろう。
そう思うと人生も同じ。命のゴールがあるから精一杯生きようと思えるのだ。
もし永遠の命などがあったとしても命のありがたさ、生きていることの実感すらわからないのではないのか。
そんなことを考えながらゴールを迎え、達成感を味わう。
がんばった自分を褒めながら。
マラソンの辛い練習から学んだこと。
人はゴールに向かって生きているからこそ、楽あり苦ありの人生を謳歌できる。
それと同時に目先の夢や目標のゴールテープをひとつひとつ噛みしめていくことこそ、思う存分生きている証であり、味のある最高の人生になる。
がんばれ私、がんばれみんな。一度しかない人生を走り続けよう、命尽きる、その時まで・・・。
バックナンバー
新着ニュース
- エルメスの跡地はグッチ(2024年11月20日)
- 第31回さいたま太鼓エキスパート2024(2024年11月03日)
- 秋刀魚苦いかしょっぱいか(2024年11月08日)
- 突然の閉店に驚きの声 スイートバジル(2024年11月19日)
- すぐに遂落した玉木さんの質(2024年11月14日)
特別企画PR