文芸広場
俳句・詩・小説・エッセイ等あなたの想いや作品をお寄せください。
国語の授業のお話です。ベテラン女性教師が、授業が始まるチャイムと同時に黒板の隅にスラスラと二つの文章を書き始めました。
「すもももももももものうち」
「すももももももももももももにもいろいろある」
そして、おもむろに振り返り、「この文章を読める人?」と好奇心をくすぐる授業が始まりました。馴染みのある一つ目の文章は、沢山の生徒が手を挙げ、指された人も嬉しそうに、「スモモも桃も桃のうち」と答えました。
さて、もうひとつが問題です。手を挙げる生徒は一人もいませんでした。その光景を嬉しそうな顔で見ていたる先生が印象的でした。先生の教師生活でも簡単に読めた生徒は数少ないと言っていました。
先生は、簡単に答えを教えてくれず、「少し考えてもらいたい」と言い、次の国語の授業までの宿題となりました。
折角ですから、次回までの宿題にしてみましょう(^-^)♪
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