文芸広場
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列席した結婚式の仲人挨拶を30分きかされてうんざりした思い出がある。
政治家の挨拶もキレのある人とそうでない人の差は歴然だ。
スピーチの名手に以前聞いた話であるが、実は準備には相当な時間を要しているらしい。きちんと原稿を書いて、いわゆる「オチ」も計算ずみだという。人がうんざりしない時間は、いまでいうワードで12ポイントの大きさでA4用紙に一枚分とか。
青年会議所、ロータリークラブ、ライオンズクラブに所属している人々は常に即興で時間制限を設けられ、スピーチする訓練をしているので、挨拶のうまい人が比較的多い。
先日、私はとても嫌な挨拶を聞いた。
主人公はある地方議員である。バッジの色もよくあるエンジではないほうだ。年も若い。きっとそのバッジをつけて得意満面なんであろう。
舞台は、町を二分した戦いのあった場所。
来賓でよばれた議員さん。
「手違いで私と○○には案内状が来なかった」といきなりぶちあげた。
アウエイが多い席上とはいえ、品格も美徳もない。日本人のよさである謙遜という態度ゼロだ。
戦いは終わり、自分は見事バッジをつけることができたのだ。
まずは、敵が多い場所であろうと「自分への御礼」から。
そして、招待していただいた「感謝」だ。
こういう人が公人、議席を持っているとは埼玉の、日本の未来は多難と思うのは、当たり前であろう。
バッジをはずして「武士道」「日本人の品格」など読むことからはじめてほしい。
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