トップページ ≫ 文芸広場 ≫ マー君!すごいね! 浅間 潤子
文芸広場
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私はずっと田中将大投手を注目し応援してきた。
甲子園でハンカチ王子 早稲田実業の斎藤佑樹投手と投げ合って日本一になれなかった時も。斎藤選手が早稲田に進んで、マー君はプロの道を選んだ時も。斎藤選手が早稲田大学を六大学のリーグ優勝を果たし「僕は持ってる」と言った時も。
マー君こそ、日本のプロ野球を背負ってくれるスーパースターになると信じていた。
一昨日、負け知らずのマー君が四失点し、敗戦投手になった時は愛妻里田まいちゃんとどんな会話したのかな、でもマー君なら大丈夫と信じていた。
昨日、闘将星野仙一監督の「ピッチャー田中」コールは本当に劇的。ドラマを生む星野監督「よっ!日本一」と思わず声が。そしてマー君は見事なウイニングを魅せてくれたのだ。
野球場内から沸き起こる「あとひとつ」の大合唱。まさに感動の夜だった。本日付け(11/4)の読売新聞にマー君の手記が掲載された。
「兵庫県から駒大苫小牧高に進んだ時も楽天に入団した時も不安を感じたことはない。小学校から中学の部活ではなくクラブチームを選んだ時の方が不安だった」というくだりを見てまた、胸が熱くなり、でもマー君はこの不安を乗り越えてもう高校時代から「勝負師」になったのだとも思った。
そしてマー君「大事な仕事に対して(もういいや)と投げやりになる気持ちを抑え(自分のためにやらないと)と思えるかどうかはその人の意識の差だ」と。
なんとまあ!マー君!すごいね!よく スポーツ選手は「心・技・体」を育むようにといわれる。
マー君のすごさは素直に、まっすぐ、投手としての技を磨きつつ、立派な心、精神力を培ってきたことだ。野村克也氏、星野仙一氏、そしてコーチ陣の指導力ももちろんのこと、マー君の心を育てたご両親様のベーストレーニングにも、私は感服している。
マー君、感動と勇気をありがとう。これからもずっと応援します。
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