一昨年くらいから風疹が流行。妊娠初期の女性が風疹に感染し、赤ちゃんの耳や心臓などに障害が出る先天性風疹症候群（ＣＲＳ）を発症した幼児が、昨年は31人にのぼったという報道に、ショックを受けました。

風疹の患者の7割以上が２０代から４０代の男性で、夫が風疹にかかり妻への感染となったケースもあります。

この年代の男女は、風疹も麻疹も１回の予防接種のみで、抗体価が低い人が多いとのことです。

これは、もっと真剣に取り組まなかった国の責任ではないでしょうか。病気に対する予防接種の情報と現状の情報があまりにも希薄です。

１回受けた事に安心して、２回受けなかった場合、抗体が不十分な可能性があることを知らない人もいるようです。副作用の情報も含めて、しっかりと把握できるようにもっと徹底してもらいたいものです。

予防接種を受けてからも、効果が見られるまでに２,３週間かかります。検査をすれば抗体の有無もすぐわかるので、特に一番大切な未来を担う生命を生み出す年齢層。過去に国の対応が甘かった年代には通知をして、全員抗体を持つように早急に対応すべきではないでしょうか。

ここのところ、ノロウイルスやインフルエンザの感染で騒がれています。

喉元過ぎて・・も、いない事なので、風疹のことも忘れず早急に対応したいものだと思います。