文芸広場
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息子とすれ違いに帰宅すると玄関に豪華な花束があった。
息子は私の誕生日にここ数年プレゼントはないので勿論息子ではない人からのプレゼントと思い、思いあたるひとに電話をしてみたら誰もあてはまらず、バイトにでた息子に「だれから?」とメールで聞いたところ「俺」と返信がきた。
何年か昔、息子は少ないおこずかいを貯めて私に何が欲しいと聞いてくれたことがあった。息子は私をアクセサリーやさんに連れて行き「ママ、遠慮しなくていいんだよ、好きなもの買いな」と言ってくれていたことを思い出した。
それから数年、私にプレゼントをあげることが恥ずかしいと思っていたみたいだ。
でも今日の日の花束が何よりも嬉しかった。
日付が変わって帰宅した息子に「ありがとう」と言ったら「自分の稼いだお金でプレゼントしたかったから」と。
息子も大人になったな(^・^)♪
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