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文芸広場
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ここのところの連続の雪。
雪に不慣れな街は凍りついた。
1度目の時は、結構大人も雪景色にみとれ、子ども達は久々の白い贈り物を貰って、
ここでもスキーできるねー!なんて大はしゃぎ。そこここで、かまくらや雪だるま等が見られた。
みるみる積もる雪。
危険なので外出はできるだけ外出はしないように!
雪に対する不慣れな人が多いこの街では、車での外出はリスクが高い。
遠出も帰れなくなるので、暖かいパルコで過ごそうと、映画館に行った。
考えることは一緒とみえ、普段より混んでいた。
街の店やスーパーは、というと閑散として、商売にならない。来店の客もまばらで、早仕舞いしたい店員は、たまに訪れるお客が、途切れることを願っている様子。
食事をと寄ったお店で、慌ててお腹に納めると、急いでレジに立った。
浦和駅では前の日からまいた塩カルの粉も虚しく、雪の原。
駅員さんの必死の除雪も雪のスピードにはまにあわない。
かろうじて遅れながら運行されている電車の到着を待つ人。
一路線でも動いてくれていて助かった。
家々では、まずは道行く人が滑って怪我をしたりしないようにと歩くルートを確保。
雪が凍ると除雪もままならなくなるので、大急ぎで車が通れるように雪を塀側に。
雪への街の作りになっていないので、捨てる所も無く、日影の雪はしばらく残る。
普段顔を合わせることも少ない隣人とのコミニュケーションの時。
除雪しない家や店は顰蹙ものなのが、ちょっと辛い。
流石に2度目の雪では、雨水を含んだ重たい雪で、また明日は腰痛かと思いながら除雪。
雪深い地方の人達は、これが毎日なのかと敬服する。
春の淡雪かとおもったが、時ならぬ重雪で屋根が壊れたり、木々が折れたり。
雪の前日、店の店頭からは雪用のブーツや長靴が姿を消していた。
スコップやチリ取り、雪かきに使えそうなものは、在庫切れ。
スーパーのパンの棚は、何もない。
震災後にもこんな感じだった。
備えあれば憂いなし!
気象の激しい昨今。日頃から非常時への対策は必須だ。
積雪は他の大変だった地域に比べれば比べものにならないかもしれないが、浅瀬でも人は溺れる。
浦和の叡知を集めて、住みやすい街の構造を作っていかなければと、
思いを募らせた雪だった。
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