文芸広場
俳句・詩・小説・エッセイ等あなたの想いや作品をお寄せください。
言葉の威力はすごい。
その一言が人の人生を変えてしまうこともあるくらい重みがあるものだ。
なにげなく相手が語った言葉が時に宝物としていつまでも心に残っていることがある。
しかしその一方で、言葉がナイフのように人の心をずたずたに切り裂いてしまうこともある。
だからこそ言葉を発することに私たちは注意を払うべきである。
ましてや公の場で発する言葉こそ、気をつけなくてはならないはずだ。
昨日ネット上で多くの批判や非難を浴びている森元総理の浅田選手についての発言には驚かされた。その発言は「見事にひっくり返った。あの子、大事なときには必ず転ぶ」「負けると分かっていた。浅田選手を出して恥をかかせることはなかった」というものだ。
これは昨日福岡市での講演での発言である。
知人へのぼやきだったらまだいい。東京五輪・パラリンピック組織委員会会長としてのこの発言に多くの国民が非難している。
私も思わず指が走ってしまった。
首を傾げるどころか呆れて開いた口がふさがらないといったところだ。
あの子という呼び名にも腹がたつが見事にひっくり返った、の見事という言葉にも憤りを覚えた。
彼女はあと数分後フリーを滑走する。
私は心のよりどころであった最愛の母を失い、その氷上でせつなくも頑張って踊る浅田選手に心を動かされる。
だからこそ私は言葉でエールを送りたい。
負けるな、浅田真央選手!悔いのないようにその氷上ですべてをだしきって欲しい!
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