文芸広場
俳句・詩・小説・エッセイ等あなたの想いや作品をお寄せください。
お出かけしようと心弾み路線バスに乗りました。
普段見慣れた景色もバスの中から見るととても新鮮でした。
移り替わる景色の中、遠くの方に5歳くらいの男の子とその子のお母さんが楽しそうに、行き交う車を眺めていました。そう言えば、我が息子も幼い頃は車や電車をみるのが好きでした。車に乗せて出かけたときは、よく後部シートから後続車の運転手さんに向かって手を振り、ジャンケンに付きあって貰った事等を、思い出していました。
そんな事を思い出しているうちにバスはその親子の前の停留所に止まりました。男の子は手を振りながら何度も私の乗っているバスに「バイバ~イ」と言っていました。その光景を見ている私は男の子と目があったので、こちらもにっこり手を振ってみました。すると、男の子は「ハッ」と我にかえり、お母さんに抱きつき顔をそむけて帰ってしまいました。あんなに楽しそうにしていたのに・・・
気を利かしたつもりがお節介になってしまい、とても申し訳ない気持ちになりました(^^;
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