文芸広場
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小雨のせいかグレイかかった沼畔を歩く
水面には、風になびいてさざ波があちらこちらに出来ています。浮き台には名も知らぬ花が咲いて、白い鳥が三羽みじろぎもせず細い足で立っている様子は平和そのものですが、悲しい出来事が起きました。神戸市の雑木林で子供の遺体が見つかり、行方不明になっていた美玲ちゃんと確認されたそうです。日傘をさし遊びに出掛けた可愛い女の子です。しかも、遺体は切断されていたという。なんとむごい事件でしょう。「生きていて」美玲ちゃんの名前を呼び続け無事を祈り続けていたご両親の怒りと悲しみはどうおさえたらいいのかはかり知れません。たった六歳で美玲ちゃんの人生は断たれたのです。小さな胸にも希望と夢は沢山あったでしょう。そして、ご両親のこれからの人生も断たれたのと同じです。四十七歳の犯人。どんな悪魔が潜んでいたのでしょう。怒りが、涙がこみ上げてきます。
さざ波も 母の涙に かさなりつ
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