文芸広場
俳句・詩・小説・エッセイ等あなたの想いや作品をお寄せください。
50歳を目前にゴルフを始めた。
20代の前半、父に新品のゴルフセットを買ってもらったのに交通事故に遭い、車と一緒にゴルフクラブを破損。
ゴルフクラブを一度も手にすることなく、そのままやらずに終わってしまった。
ゴルフを始めて6カ月。
週2回程練習場に通い、とにかく打つ、打つ、打つ。
動かないボールがどうしてこんなにも当らないのかと苛立ちを感じる。
目の前では、かなり年配の男性がボールを打っている。
フォームは決して良いとはいえないが、上手にボールを空中に放つ。
それを横目で見ながら、どうしてなのかと苛立てば苛立つほど、ボールに上手く当たらない。
先日、父と姉夫婦と一緒にゴルフのラウンドを周った。
ゴルフ歴40年の父は腰を曲げながらも上手にボールを打つ。
特に上手なのがグリーン回り。確実にカップにボールを近づける。
初心者の私にはわからない長年の勘が働くのであろう。
私自身はみんなに迷惑をかけないようにと、ただひたすらボールを打った。
落ち込む気持ち抑え、如何に平常心を保つかが勝負。自分との戦いなのだ。
山と緑に囲まれ、美味しい空気を吸い、身体を動かす。
スコアは最悪だったが、気持ちの良い一日を過ごした。
人は歳を重ねれば重ねるほど、何かを始めるのには勇気がいるもで、さらに恐怖心さえ付いてきてしまう。
だが、勇気をもって一歩足を踏み出せば、今までと違ったものが見えてくる。
年齢、性別を超え、今まで出会ったことの世界を経験できるのだ。
今年中に110をきることを目標に前進あるのみ!
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