ハサミの手を持つ人造人間。

触れる物が傷つくので愛する人に触れることも許されない・・・

そんな切ないストーリー映画『シザー・ハンズ』を観たのはいつのことだろう。

監督はティム・バートン。

彼は『バットマン』『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』

『チャーリーとチョコレート工場』等、有名な映画作品をたくさん世に出している。

そんな彼の「ティムバートンの世界」を間近に触れるチャンスが訪れた。

日常的に描き続けたスケッチやデッサンを展示してあると聞き付け、奇妙な絵の中の優しいメッセージに期待して足を運んだ。

期待以上のメッセージが一つ一つの作品から感じられ、感動させられた。

会場の空気そのものが、まさに「ティムバートンの世界」なのだ。

ちょっぴり奇抜なスケッチ等もあるが、観た後にほんわか心が温かくなるのがティムバートンの凄さだ。

数日たった今も、人間らしさ・・・　素直さ・・・　を考えさせられているがなぜか心が温かい。